2025年1月12日に放送される情熱大陸では、建築家の北川啓介さんが取り上げられます。
インスタントハウスという簡易住宅を研究し、世界中の被災地で大活躍するほどのものを生み出した北川啓介さんとは一体どんな人物なのか気になりました。
そこで今回は、
- 北川啓介のプロフィール
- 北川啓介の経歴
- 北川啓介の学歴
- 北川啓介の家族構成
これらについて調べたので早速見ていきましょう!
北川啓介のwikiプロフィール
- 名前:北川啓介
- 読み方:きたがわ けいすけ
- 生年月日:1974年3月26日
- 年齢:50歳(2025年1月現在)
- 出身地:愛知県名古屋市
- 身長:不明
- 職業:建築家、名古屋工業大学大学院教授
北川啓介の経歴!インスタントハウスが生まれるまで
北川啓介さんは災害時などに短期間で建てられる応急簡易住宅「インスタントハウス」を作り出した建築家です。
簡単に北川啓介さんの経歴を簡単にまとめます。
- 1974年:愛知県生まれ
- 2001年:名古屋工業大学大学院工学研究科博士課程修了
- 2011年:東日本大震災を機にインスタントハウスの研究を始める
- 2016年:インスタントハウスの実証実験を成功させる
- 2017年:プリンストン大学客員研究員
- 2018年:名古屋工業大学大学院工学研究科教授に就任
- 2024年:インスタントハウスがグッドデザイン賞グッドフォーカス賞を受賞
詳しく見ていきましょう。
大学で建築学を学ぶ
北川啓介さんは、学生時代に工学部で建築について学んでいます。
北川啓介さんは、学生の頃から建築や都市が好きで、世界中の美しい建築や都市を実際に体感すべく旅をしていたそうです。
東日本大震災がきっかけでインスタントハウスの研究を始める
北川啓介さんの人生が大きく変わったのは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。
震災を知った小学生3年生と4年生の男の子が北川さんの元へやってくると、
「なんで仮設住宅ができるまでに3ヶ月も6ヶ月もかかるの?」
「大学の先生だったら来週建ててよ」
と話してきたんだそう。
そのとき、北川さんはどうすることもできなかったことから、
という気持ちが高まり、簡易住宅を研究することを決意。
そこから人生が大きく変わりました。
インスタントハウスの実証実験を成功
2011年にインスタントハウスの研究を始めるものの、試行錯誤の連続。
仮設住宅の建設に時間がかかる原因とその対策を40個も書き出し、
簡単に組み立てれるよう、軽量で耐久性があり、断熱性など様々な点を考慮し実現しなければいけませんでした。
これらを踏まえ研究すること、2016年にようやく実証実験を成功させます。
インスタントハウスの特徴と価格
インスタントハウスの特徴をまとめると、、
屋内用
【屋内用】
- 価格は約1万円という安さ
- 小学生でもあっという間に組み立て可能
- 被災者のご要望にあわせて平面形状が極めて自由
- ハウスとハウスを連結も可能
- 天井がついていて内部温度を調整可能
- 扉と窓がついていて光環境を調整可能
- 密閉すると遮音性も極めて高い
- 非日常だけでなく日常でも活用しやすい
- 工場での加工が極めて短期かつ簡単(=極めて安価)
屋外用
【屋外用】
- 価格は100~200万円
- 送風機で気球のように膜を膨らませ、内側から空気含有量の高い断熱材を定着
- 形状や大きさも機能も自由
- 車2台分のスペースで建設可能
- 質量が小さいことから素人でも制作が可能
- 工期は数時間
- 廉価性、簡便性、速度性、技術性、汎用性に優れている
- 断熱性や遮音性が高く、寒暑、風雨、積雪、地震、強風の影響が極めて受けにくい
- 雪が2・3メートル積もっても大丈夫
災害時に非常に優れていることは、素人目に見ても伝わってきますね。
被災地でインスタントハウスが大活躍
北川啓介教授が作ったインスタントハウスは、数時間で建てることができることから、日本だけでなく世界中の被災地で活躍しています。
トルコ・シリア大地震、モロッコ大地震
2023年2月に起きたトルコ・シリア地震、9月に起きたモロッコ大地震の際にもインスタントハウスを提供。
日本での震災の経験が世界中でも役に立っています。
石川県・能登
日本では、石川県能登地震の際に、屋内・屋外合わせて合計約190棟を寄付。
その際一緒に建設を手伝ってくれた、家が全壊してしまった幼稚園児のお子さんがお母さんに「おうちができた!」と大きな声で話した時には、北川さんは感極まり体育館の外に走って号泣してしまったんだそう。
グッドデザイン賞を受賞
このインスタントハウスは2024年度の、
グッドデザイン賞
グッドデザイン・ベスト100
グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン](日本デザイン振興会会長賞)
を受賞しました。
インスタントハウスの機能性はもちろん、画像にもあるように外壁にイラストを描きおしゃれにすることもできるのは被災の中でも嬉しいポイントですね。
北川啓介の学歴(高校・大学)
北川啓介さんの学歴についてです。
- 高校:不明
- 大学:名古屋工業大学工学部 卒業
- 大学院:名古屋工業大学大学院 工学研究科博士課程 修了
出身高校については情報が公表されていませんでした。
名古屋工業大学
北川啓介さんは名古屋市出身であり、地元の名古屋工業大学工学部を大学院まで出ています。
偏差値は60~66。
大学卒業後は、同大学の教授・研究員として勤めており「美しくかっこいい建築物の実現」を目指していましたが、東日本大震災をきっかけにインスタントハウスの研究にシフト。
あのときの小学生がいなかったらインスタントハウスもなかったと、あの子供たちに感謝しているそうです。
北川啓介の家族│結婚した妻や子供
北川啓介さんのプライベートに関して気になりました。
北川啓介さんは、結婚されており妻がいらっしゃいます。画像は一般人のためか公開されていないようです。
子供については分かっていませんが、被災地で子供たちとの関わり方を見るとご自身にもお子さんがいらっしゃるように思いました。
北川啓介さんの奥さんも、研究員としてインスタントハウスの研究に参加し、完成に大きく貢献したそうです。
インスタントハウスは家族全員の協力もあって実現に至ったのですね!